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震災教訓に津波被害対策を、専門家らがシンポで意見交換/横浜

 津波の危険性と沿岸部の防災をテーマとしたシンポジウムが10日、横浜市中区の市開港記念会館で開かれた。県内に拠点を置く研究機関の専門家や行政担当者らが最新の調査・研究成果を報告し、東日本大震災を教訓に被害を減らす手だてについて話し合った。

 南海トラフ巨大地震などを研究している海洋研究開発機構の堀高峰サブリーダーは「(相模湾などで起きた1923年の)関東大震災は火災のことがよく知られているが、鎌倉などで津波の被害もあった」とし、過去の災害から学ぶ大切さを強調。「その再来は当面ない」という従来の見方に対し、「房総を震源とする別タイプの地震が起きる可能性が指摘されている」として注意を促した。

 ただ、関東の地下構造については「プレート(岩板)が三重構造になっており、非常に複雑」なため、解明が難しいとの見方を示した。

 「高さ2メートル以上の津波で木造住宅は壊れてしまう」と津波の威力を解説したのは、人工津波の実験施設を備える港湾空港技術研究所の下迫健一郎・海洋研究領域長。震災では、東北の沿岸各地で防波堤が倒壊したが、岩手県釜石市の湾口防波堤の例を引き合いに「津波を低減し、到達時間を遅らせる効果はあった」とした上で、粘り強い構造とする工法を紹介した。

 このほか、養殖施設をはじめとした沿岸漁業への影響、神奈川県の新たな津波対策などが報告され、発表者によるパネルディスカッションも行われた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121211-00000003-kana-l14
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